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故郷をテーマにした新ブランド 成龍然(SEIRYO ZEN)

成龍然(SEIRYO ZEN)イメージ画像

伊予賀儀屋が「食との相性」を考えたブランドであれば、この成龍然のテーマはずばり「故郷」です。 日本酒や食品という枠組みを超え、「故郷」を表現するために生まれた、まったく新しいブランド「成龍然」。原料は全て愛すべき故郷、愛媛県⻄条市産。西条市で収穫されたお米から日本酒を醸し、お野菜から酒粕漬けが生まれ、そして酒粕や大豆からお味噌が誕生しました。この町で湧き出る水、ここに吹く四季折々の風、燦々と降り注ぐ陽の光、 恵みの雨や雪、その全てが成龍然ブランドを作り出す大切な要素となっています。⻑年この故郷で代々生活し続 ける私達だから生み出せる味、この故郷でないと表現できない世界観、まさに「唯一無二」を求め、故郷の魅力を皆様にお届けし、この町がさらに発展する事を願っています。1877年創業以来培ってきた酒蔵ならではの“発 酵“技術や歴史を生かした様々な「成龍然」をお楽しみ下さい。

「The Plains = 平野」

石鎚山と二つの川・二つの平野

私達の街のシンボル、西日本最高峰の石鎚山。その石鎚山の東西に位置する2つの山、堂ヶ森と岩黒山。その山々から時間をかけて私達の街に流れ出る2大河川、中山川と加茂川。

●中山川/堂ヶ森(1689m)
●加茂川/岩黒山(1746m)

その2つの河川は豊かな水を運び、私達の街に美しい2つの「The Plains=平野」形成してくれています。

●周桑平野(しゅうそうへいや)/中山川流域
●西条平野(さいじょうへいや)/加茂川流域

同じ西条市ですが、お水によって、またその土地によって細かな違いや個性があり魅力的。初回完売の特別品のテーマが「コメ・ヒト」であるならば、今回のテーマは「土地(場)」です。2つの河川、2つの平野でとれた同一品種松山三井を使って、2つのお酒を醸し、1つに融合した、まさに故郷を表現した成龍然。

造り手からのメッセージ MESSAGE

故郷愛媛県西条市は水の都と呼ばれています。恵まれた自然から頂く天然水とお米。悠然と佇む山々を遠くに見ながら私達はこの町で成長してきました。当然のように存在するたくさんの故郷の魅力。その大切さを今改めて強く感じます。この地で日本酒を醸す事、実に百十数年。この地に生まれた事は偶然のようで必然。故郷をギュッと凝縮したモノが日本酒であり、その逆もまた然り。愛すべき故郷に感謝し、故郷のお米と水から生まれる、あるがままの成龍酒造の世界を成龍然の名の下に、自然体でお楽しみ頂ければ幸いです。

なお、ラベルには酒蔵から見える石鎚山を象ったデザインを取り入れました。幼い頃から私達がずっと見続けてきた故郷のあるがままの風景。このお酒を飲まれた方には、いつか是非この景色を見に来て頂き、故郷の風を感じてもらえれば嬉しいです。

【⽇本酒×成⿓然】

愛する故郷 愛媛県⻄条市で収穫されたお⽶だけを使い、蔵から⾒える四国⼭地からの恵みの⽔で仕上げた「故郷」をテーマに醸したブランドです。
「然」の意味はあるがまま・そのまま。
通年品の「The Plains=平野」は、丁寧に醸したお酒を-5℃〜3℃の蔵内冷蔵貯蔵庫で数ヶ⽉間低温熟成管理し、平野を吹き抜ける⾵をイメージするすっきりと優しく飲める味わいに仕上げました。また四季に応じてリリースする「四季おりおり」シリーズも⼈気です。春は初々しい新酒、夏はキリッと冷しておいしい酒、秋は熟成を促した落ち着いた味わいの酒、冬はしっとりしたうまみのある酒をお楽しみいただけます。

【酒粕漬×成⿓然】

“⽔の都”愛媛県⻄条市では農業も盛んです。成⿓酒造の蔵周辺にも美しい⽥畑が広がり、様々なお野菜が熟練の農家さんによって数々⽣み出されています。そんな新鮮かつ素晴らしい野菜を季節ごとにお分けいただき、成⿓酒造の熟成粕によって⽣まれた酒粕漬シリーズ。通年定番品の奈良漬を筆頭に、季節に応じて、⼤根・胡⽠・⽟葱・蕗・筍・アムスメロン、と多くの粕漬けが世に送り出されています。全て地元のお野菜をベースに、私たち⾃慢の熟成酒粕と酒蔵の歴史の中で編み出された秘伝のレシピを元に⽣まれる発酵⾷品。どこか素朴で懐かしく、でも洗練された故郷の味わい。そのままご賞味頂いてもよし、お料理のアクセントとして各地で活躍中です。

【百年伝承秘境味噌×成⿓然】

⽔の都愛媛⻄条市のシンボル的存在、霊峰⽯鎚⼭は⻄⽇本で最も⾼い⼭で有名です。そんな⼭の麓“今宮集落”の中でその昔、代々受け継がれるお味噌がありました。その作り⽅はお味噌に酒粕を⼊れて仕込むという、独特の製法でした。
その秘境のお味噌は⼝伝えで代々100 年以上受け継がれ、現在その⼿法を知る⼈はたった 1 ⼈のみ。そして、唯⼀の製法を知るみゆきおばあちゃんから成⿓酒造のおかみに伝承され、こうして今、皆さまに⾷べていただける事になりました。
「このままでは酒粕味噌も廃れてしまう。これから先も 1 ⼈でも多くの⽅に、ふるさとの味を楽しんでもらいたい」、そんなみゆきおばあちゃんの想いを受け継ぎ、商品化された “百年伝承秘境味噌”。ふるさとの優しい味にのせて地域ならではの味わいを皆様にお届けします。

「成龍然に込めた私たちの想い」

「成龍然に込めた私たちの想い」

明治10年創業以来、大正、昭和、平成、令和と激動の時代を駆け抜けてきた私たちの先祖は、常に「故郷の自然」とともに生きてきました。時の流れの中で、街の景色や人々の生活スタイルなど、私たちを取り巻く周辺環境は大きく変わってきましたが、この「故郷の自然」だけは常に変わらず、いつも私たちを温かく見守ってくれています。蔵の南にそびえる石鎚山系の山々は、私たちも幼い頃からずっと見続けてきたまさに故郷の原風景です。きっと先祖達も、ことあるごとにこの美しい自然を眺めながら、過去を振り返り、今を一生懸命に生き、未来に希望を抱いてきた事でしょう。農作物を栽培する上で欠かせない土や技術、そして想いや歴史は、一朝一夕では出来ず、これらの自然の恩恵を受けながら、長い年月をかけて作られてきました。その反面、少子高齢化・後継者不足・田畑の耕作放棄、など、地域農業が抱える課題は決して少なくありません。小蔵のできる事は、ほんの小さな事かもしれませんが、愛すべき故郷の農作物を原料に、日本酒の枠に捉われず様々な良き品を生み出す努力を続けていく事で、田畑の保全や故郷の魅力発信など、微力ながら故郷への恩返しができれば嬉しく思います。緑豊かな故郷の美しい光景がこの先ずっと次世代まで残りますように。そして広くこの素晴らしい故郷の魅力が皆様に届きますように。そんな小さな蔵の大きな夢に向け、今後とも心を込めて成龍然お届けしてまいりたいと思います。