あれから1年
ブログ
2025.04.10

伊予賀儀屋”切り絵シリーズ”のラベルデザインにおいて、これまで素晴らしい作品の数々を手がけてくださった、地元西条、はさみ切り絵作家”塩﨑剛さん”が昨年3月9日、逝去されました。
あれから早いもので1年が経ちました。今でもいつもの穏やかな笑顔でふらっと酒蔵に遊びに来てくれるんじゃないかと、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。

昨年の蔵開きも本来であればご出展予定でしたが、それも叶わず塩﨑さんの作品で特に思い入れの強かった作品をラベルにあしらい、急遽「追悼酒」を発売させて頂きました。多くの塩﨑さんファンの方がこの追悼酒を飲みながら、天国にいる天才芸術家さんの早すぎる別れを惜しんだ事と思います。

残念ながら塩﨑さんの新しい作品を見ることはもうありませんが、これまで彼が生きてきた証や軌跡を多くの方にお届けすることはできます。微力ながら成龍酒造はこれからも、塩﨑さんと創り上げてきたこの「切絵シリーズ」を通じて、塩﨑剛さんの作品を、できる範囲ではありますが、できる限り、日本酒や酒蔵を通じて1人でも多くの方にお届けしていければと思っています。
生前塩﨑剛さんがよく言われていた言葉。
「私の作品を見て”心が癒される”人がいれば嬉しい」
4/26&4/27の蔵開きでは今年も塩﨑さんの作品を酒蔵SHOP内に展示し、多くの方に見て頂ければと思います。また昨年に引き続き、私達と塩﨑さんのお気に入り作品「龍」と「蔵」の2品を当日限定リリースさせて頂きます。どうか多くの方の手にこのお酒が渡り、皆様の「心の癒し」となれば幸いです。天国の塩﨑さんもきっと、ニコニコそんな私達を見守ってくれているはずです。
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