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哀悼の意

ブログ 2024.03.12

伊予賀儀屋”切り絵シリーズ”のラベルデザインにおいて、これまで素晴らしい作品の数々を手がけてくださった、地元西条、はさみ切り絵作家”塩﨑剛さん”が3月9日、逝去されました。

突然の訃報に、スタッフ一同大きな悲しみに包まれております。急な知らせに”何かの間違いであってほしい”、そんな願いも届かず、私達はこの悲しい現実を受け入れなければいけません。

目に病気を抱えながらも、自らを表現するべく、はさみ切り絵作品創りに没頭されている姿から“心の紙切り作家”と呼ばれ、たくさんの方に愛され、私達もそのファンの1人でした。

今にも動き出しそうな躍動感ある作品から、四季を感じる美しい風景作品、遊び心の入ったお茶目な作品など、塩﨑剛さんのその時の”心”をそのまま表現したような、唯一無二のはさみ切り絵作品はいつまでも見飽きる事なく、色褪せる事なく、常に私たちを楽しませてくれました。

とても穏やかな性格で、普段は寡黙な方でしたが、趣味の話になれば童心にかえったように楽しくお話しもしてくれました。ご家族思いの優しい一面、自然を愛する和やかな一面、接する度にこちらに癒しを与えてくれる、そんな素敵な方でした。考え方などもしっかり芯のある方で、そして何より切り絵作品の創作活動が大好きな方でした。

良い作品や新作が出来た時の、塩﨑さんの”満面の笑み”は、今でも脳裏に焼き付いています。創作活動を行うご自宅でのたわいのない会話、懐かしく思い出されます。秋季県展で念願の”特選”を取られた時の内から滲み出る喜びに、こちらまで感極まって嬉しくなった事もありました。お酒も嗜まれ、弊社のお酒に対しても忌憚の無いご感想など、たくさんいただきました。

つい先日も電話越しで元気なお声を聞いたばかりでした。そしてお忙しい中久々に、4/28開催の蔵開きにもご参加頂けるように、ちょうど調整下さっていました。

生前塩﨑剛さんがよく言われていた言葉。

「私の作品を見て”心が癒される”人がいれば嬉しい」

私達はこれからも塩﨑剛さんの作品を、できる範囲ではありますが、できる限り、日本酒や酒蔵を通じて1人でも多くの方にお届けしていければと思っています。

もう塩﨑剛さんの新たな作品を見ることはできませんが、きっとこれからも天国で、大好きな切り絵作品を”満面の笑顔”で創り続けていかれる事と思います。

塩﨑剛さんのこれまでの偉大なご功績を讃え、感謝の意を表するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

これまで、本当にありがとうございました。

成龍酒造株式会社スタッフ一同

https://www.seiryosyuzo.com/brands/kirie

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