番外編 「限定選抜 Single Tank」②
R4BY新酒!3月28日頃より発売決定!
先日完全予約品として発売となった純米吟醸(透明瓶)に続き番外編限定選抜の第2弾です。今回は純米酒タンクのSingleタンクです。
●完全予約品、番外編。
番外編とは完全予約品として、酒販店様からの事前予約を頂いた上で、その数量分だけしかボトリングできない、1年に1度の超希少酒の事です。
そんな番外編もいくつかありますが、まず第1弾は「限定選抜酒」です。これまではお酒造りが終わった春先に、”純米”と”純米吟醸”の2種類を同時リリースしていましたが、本年2023年は2月に純米吟醸、3月に純米と、2ヶ月連続リリースすることになりました。
●”限定選抜”という特別感。
実は伊予賀儀屋は、同スペック酒を別々に仕込み、搾った後最後にブレンドして1つの味に仕上げていくという手法をとっています。ではブレンド用に作るそれぞれのお酒は単体(Single Tank)は、どんな味なんだろう?、と誰しも疑問に思うところです。そこでそんな疑問にお応えすべく、ブレンドするまでの短い期間にだけ、SingleTankを限定リリースしよう、と生まれたのがこちらのお酒です。1年間にわずかな期間だけしかこの世に存在しない味を限定的に選抜したお酒なのです。
●元々は地元”愛媛”限定酒でした。
この限定選抜酒は十数年前までは実は、地元愛媛県内限定品でした。当時の私たちは今よりさらに少人数でのお酒造りを行っており、このブレンド前の珍しいお酒を広くお届けしたいと思ってもお酒造りで精一杯で人手が足りず、瓶詰めやラベル貼り作業など手が回らない実情がありました。
そんな折、近場の酒販店さんにお声がけしたところ「作業のお手伝い」も兼ねて、この限定選抜酒を蔵まで取りに来て頂けるようになりました。必然的に近場の酒販店様にしかご案内ができなかったのです。そのため自動的に愛媛県内限定品となっていました。そして時は流れ、1年に1度、この番外編お楽しみ酒の認知が広がり、今ではいろいろ工夫もこなしつつ、全国の特約酒販店様にご案内できるようになりました。
●お酒の個性を感じてもらいたい、そんな思いを大切に。
実は同じお米、お水、酵母、そして同じ醸造方法で造っても、味わいに細かな”差”がでてくるものです。それは気象条件だったり発酵状態だったり、私たちが意図して変えていく場合もあれば、自然の流れで変わってしまうケースもあります。その細かな”差”を私たちはあえて”個性”と呼ぶようにしています。しかもこのお酒の面白いのは、私たち蔵人が1本のタンク酒をセレクトする場合もあれば、実際にお酒を販売される特約酒販店様や飲食店様が、自ら利酒をして数あるTankからお気に入りの1本を商品化できるという所です。
●今年は4年ぶりに復活、”酒販店様酒蔵セレクト”。
冒頭申し上げました通り、昨年までは春先に、純米と純米吟醸の2種の限定選抜酒(シングルタンク酒)を同時リリースしていました。今年から様々な工夫もし、2回に分けて、2ヶ月連続で、1種類ずつリリースが実現しました。まずは2月に純米吟醸を、そして3月に純米が、それぞれ酒販店様からの予約数のみ、世に出ていきます。
またこの数年間は”コロナ禍”という事で、休止していた蔵での利酒や瓶詰め作業のお手伝いがついに完全復活します!3月発売の純米には蔵セレクトのスタンダードverと、酒販店様セレクトの直汲みverも登場します!どうぞお楽しみに♪
《3月発売 / 純米 限定選抜② Single Tank》
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・品名:番外編 直汲 「限定選抜-Single Tank」
・酒質:純米
・お米:愛媛県産松山三井
・精米歩合:60%
・アルコール度数:17.5%
・バージョン:スタンダードver & 直汲みver
・発売:2023年3月28日以降~
※酒販店様、完全予約品
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1年に1度しかないお楽しみ酒、どうぞお楽しみに!
↓↓↓蔵在庫完売御礼↓↓↓
《2月発売 / 純米吟醸 限定選抜① Single Tank》
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・酒質:純米吟醸
・お米:愛媛県産松山三井
・精米歩合:50%
・アルコール度数:17.5%
・日本酒度:+5
・酸度:1.8
・アミノ酸度:1.1
・バージョン:スタンダードverのみ
・発売:2023年2月15日
※酒販店様、完全予約品
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《杜氏からのメッセージ》
今年の純米吟醸は同スペックで6種を仕込みました。全て同じお米「松山三井」、そして同じ酵母です。今年は天候にも恵まれ、いい寒さの中、どのタンクのお酒も理想的なお米の溶け具合で、良き仕上がりとなっています。それゆえにこの選抜作業は例年以上に甲乙つけがたく難しいものでした。数ある中からこのタンク酒を選抜した理由は、香り・味わい・バランス力はもちろんの事、”まろやか”さが最も印象的だったからです。伊予賀儀屋の代名詞でもある「飲み飽きしない酒」としてのポテンシャルも高く、熟成させていく面白さも秘めた1本だと思います。
1年に1度しかないお楽しみ酒、どうぞお楽しみに!
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