豊かに湧き出る名水と
酒造りに適した良質の米
酒蔵に生きる微生物
蔵の味とは長い年月をかけて育まれていくものです。
食材や食文化などを背景にしながら、
その土地の水と米、蔵に住み着いた微生物、
そして造り手の想いと受け継がれてきた技術など、
さまざまな要素が複雑に絡み合ってじっくりと
「蔵の味」が創られていきます。
蔵の味とは長い年月をかけて育まれていくものです。
食材や食文化などを背景にしながら、
その土地の水と米、蔵に住み着いた微生物、
そして造り手の想いと受け継がれてきた技術など、
さまざまな要素が複雑に絡み合ってじっくりと
「蔵の味」が創られていきます。
私たちは毎年最高の酒を醸すことだけに集中して
冬の間蔵にこもります。
1年に1回だけ訪れる酒造りのシーズンは、
心踊りながらも毎年が勝負の季節です。
年によって異なる気候条件の中、
年毎に出来映えに差がある酒米で、手づくりに
こだわりながら安定した「蔵の味」を出すのには
大変な苦労があります。
しかしこの蔵でしか醸せない
オンリーワンの酒があるのです。
時代の変化を受け入れながらも
日本酒の真髄を守りつつ、その時代に求められる
愛される酒を創り続けていきたい。
そんな想いを大切に胸に抱きつつ、
私たちは今年も酒を醸しています。
故郷、水の都愛媛西条の“うちぬき”の湧水は「日本の名水百選」にも選ばれた誉れ高き名水です。酒蔵の仕込み水も良い酒造りに欠かせない弱軟水の柔らかい水です。
私たちはこの水を酒造りだけでなく、酒造機器の洗い物始め蔵の中で使用する全ての作業に使っています。
西日本最高峰の霊峰石鎚山を源にするこの名水があってこその、成龍酒造の酒でもあります。
酒造りの原料米は日本中にたくさんありますが、私たちは地元の酒米だけを使い、その米が持っている本来の力が発揮できるように力を注いでいます。
私たちの使用している原料米は松山三井、しずく媛を中心とした愛媛の大地が育んだ、どれもすぐれた性質を持った米です。
愛媛県産米を使うことによって成龍酒造らしい個性を表現しながら、ふるさと愛媛の農業活性化にも貢献したいというのが蔵の想い。
愛媛の米、水、人から魅力ある地酒を醸して参ります。
「水の都」愛媛県西条市
「愛すべき故郷、愛媛県西条市は別名「水の都」と呼ばれています。
蔵の蛇口をひねれば、地下で湧き続ける天然水がそのまま出てくる恵まれた環境。町のシンボル、西日本最高峰の石鎚山(1982m)を背景に、豊かな水資源に恵まれ四国有数の工業都市を形成しながら県内有数の農業地帯でもあります。
そして母なる海瀬戸内海からは、季節を通して毎日様々な魚介類が水揚げされ、私たちの食文化を古くから支えてくれています。透き通るような青い海、穏やかな波の音、その全てが私たちの原点です。色彩豊かな故郷の四季彩は、いつも私たちに癒しを与えてくれます。
地酒は故郷をギュッと凝縮した産物。日本酒を楽しみながら、故郷の魅力を感じて頂ければ幸いです。