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お知らせ

はさみ切絵作家 塩崎剛”追悼展”

お知らせ 2024.08.08

今年3月、不慮の事故で突然天国に旅立たれた塩崎剛さん。目に病気を抱えながら、下書きなしで作っていく”はさみ切り絵”は、これまで多くの人を魅了してこられました。成龍酒造でも切り絵シリーズなど、数々のスペシャルコラボを通じて多くの方の心を癒してくださいました。そんな塩崎剛さんの”追悼展”が下記日程で開催されることになりました。

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⚫︎場:五百亀記念館
⚫︎住:西条市明屋敷238番地2
⚫︎電:0897-53-1008
⚫︎日:9/20〜9/29 ※24&25は休館日
⚫︎時:9時〜17時(最終日15時迄)
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追悼展について

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去る三月、不慮の事故で旅立ったはさみ切絵作家・塩崎剛氏。遺されたのは、彼が日常を切り取った数々の作品。それらは、昆虫、野菜や花など、どれも彼が愛してやまない身の回りの物や風景でした。これらの作品は、彼が作家として情熱を傾け、はさみと紙に向き合いながら懸命に生きた証です。本展ではこの度の逝去を悼み、塩崎氏が生涯一貫して表現し続けた「絵と文字のかたち」とともに創作の軌跡を振り返ります。今となっては目にすることができない彼の新作に思いを馳せながら皆様にご覧いただくことで、作品は色褪せることなく輝きを放ち続けることでしょう。
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以下、お兄様からのメッセージ

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「一枚の黒紙とハサミを持った時から私の世界が始まる。下絵を書かず頭の中でイメージし、体の一部となったハサミだけによって一筆切りされていく。そして、しだいに作品が産声をあげるかのように姿を表していく。【私の作品を見た人が笑顔になってくれたり癒しを感じてくれたら嬉しい】という思いと共に。」

これは、去る3月に不慮の事故で旅立った弟、剛(剛心)の言葉です。剛心の作品は唯一無二の作品。中には世界に類を見ない日本が誇る芸術家と言って下さる方もいます。これからも世界に類を見ない作品を数知れなく生み出したかもしれないと思うと、残念でなりません。

初めての本格的な個展と言える「私なりの四国霊場八十八ケ所」、豪華絢爛な西条祭り、石鎚連峰を眺める自然の風景、果物野菜を見事に表現した静物画、成龍酒造の切り絵こころシリーズ、歴史小説「天正の陣」の挿絵シリーズ、山頭火の俳句に自分の気持ちを重ね合わせ、俳句を読むと自然にはさみが進み、ユーモアも取り込んだ剛心が、最後に愛した山頭火。この追悼展で、弟の作品が皆様の心に深い感動を与え、新たなる尊敬と賞賛を受ける場となることを願っています。

兄:塩崎秀樹
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会期中、お時間ある方はぜひ足をお運びいただき、故・塩崎剛氏の世界観を肌で感じていただけますと幸いです。

【会場アクセス】

お盆明け8月下旬には、塩崎剛さんとコラボしている秋酒”月見純米”の発売も決まりました。

また詳細追ってご案内申しあげます。

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