大寒です。

本日1/20は、大寒(たいかん)です。
大きく寒いと書いて、大寒。いかにも寒そうな漢字です。その漢字の通り、1年間で最も寒さが厳しい時期とも呼ばれており、私たち成龍酒造ではこの大寒に合わせて毎年「大吟醸」の仕込みが始まります。見た目が宝石のようにコロコロ小さく丸いお米を贅沢に使用し、手間・時間・神経をたくさん使って良き酒目指して頑張っています。

米1粒から始まる、酒造りという壮大なストーリーは、まだまだここからが本番です。スタッフ皆気持ちを一つに、大寒の寒さを味方につけて頑張ってまいりたいと思います。
さて今、新型コロナウイルスの変異株のニュースでメディアはもちきりです。1日も早く平穏な日が来てくれる事をただただ望むばかりです。私たちはずっと酒蔵で朝から晩までお酒造り作業をしているので、そんなに頻繁にテレビを見たり、インターネットニュースを見たりできません。久々にテレビをつけてニュース見ると状況が数日前と一変している事も多々。まるで浦島太郎状態です。
新型コロナに実際に罹患し不安な思いでいらっしゃる方や、その他様々な病気で大変な方もいます。そうかと思えば度重なる自粛や制限で経済的に大変な方もいらっしゃいます。何が正解で、どの道に歩めば光が差し込むのか、正しい答えがなかなか見えない時間が続いていますが、私たちは「日本酒を通じて笑顔をお届けする事」に今は一点集中。あれやこれやと考えても、なるようにしかならない毎日です。良き酒を醸し、良き形で皆様にお届けする事で、日常のどんより暗い話題や不安を一掃したいと願っています。
この大寒が終われば、いよいよ立春です。
二十四節気の始まり、つまりお正月。これからはだんだん春が近づいてきます。何事もポジティブに、そして明るい未来をイメージしながら、季節を楽しみましょう。まずはなにはなくとも健康第一、皆様お体ご自愛くださいませ。
●”大寒”について
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二十四節気の1つ。1年で最も寒さの厳しい時期、そして冬の最後を締めくくる約半月が「大寒(たいかん)」です。大寒の前の半月は「小寒(しょうかん)」と呼ばれこの大寒と小寒を合わせて、「寒の内(かんのうち)」と呼びます。寒の内は、1年でもっとも寒くなり、各地で最低気温を記録する事も多い時期。この大寒が終わると、春の始まり「立春」を迎えます。まだまだ寒いながら、冬の極みは過ぎ去り、春への準備が進む季節です。二十四節気では立春が1年の始まりなので、大寒の最終日はまさに大晦日。新年を迎えるための最高の準備を行う季節です。
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